0から学ぶチャート分析講座①~はじめに~
你好!リュービさんじゃ!
新たに「0から学ぶチャート分析講座」シリーズをスタートいたす。
まずは朕なりにチャート分析を学ぶ意義について今回は説明したい。
何事も動機や目的がなくてはやる意味はない。
是非めんどくさがらず一度目を通していただきたい。
なぜチャート分析を学ぶ必要があるのか?
チャート分析の目的
チャート分析というと、皆の者は何のために行うものだと考えておるじゃろうか?
大多数の者は「将来の値動きを予測するため」と答えるじゃろう。
実はこの答えは半分正解で半分間違いなのじゃ。
結論から申すと、チャート分析は売買のタイミングを計るために行うものなのじゃ。
将来の値動きは様々な要素が複雑に絡み合って形成されるものなので誰にも読めぬ。
したがって、チャート分析は将来の値動きを予測するために行うものではない。
チャート分析とはチャートから過去の値動きや需給などを読み取り、ファンダメンタルズ分析だけではわからない買いのタイミングを計るために行うものなのじゃ。
つまり買いを入れた後に株価が上がるのか下がるのかは誰にもわからないが、より有利なポジションを持つことで結果的に将来の値動きが自分に有利なように働くというメカニズムなのじゃ。
チャートから何がわかるのか?
チャートとは過去の値動きをグラフにして可視化したものである。
まずは参考にこちらのチャートを見てみよう。
こちらのチャートを見て皆の者には何がわかったじゃろうか?
実際にはこれ以外にも様々な線や要素を足すことでわかることが増えるのじゃが、とりあえず今回のチャートでわかることは以下の通りじゃ。
①現在の株価が過去の株価と比べて高いのか安いのか。
②どれくらいの人がどのあたりの価格帯で含み損や含み益を抱えているのか。
③現在この株が買い上げられているのか売り捌かれているのか。
大体こんなものじゃろうか。
過去の株価を可視化することで、現在の株価と過去の株価を一目で比べることができるのう。
皆の者もチャートを見てなんとなく現在の株価が「高そうだな」、「安そうだな」というのは考えたことがあるのではないだろうか。
しかし、実際にはチャートにはもっと多くの情報が隠されておるのじゃ。
株取引において最も読み取るべき情報は、その株に対する需給でござる。
要するに、その株を買いたいと思っている人が多いのか、売りたいと思っている人が多いのかを読み取ることが大切というわけじゃ。
実際にそのような情報をどのようにしてチャートから読み取るのかについては、このシリーズにて追々説明いたす。
チャート分析は全ての投資スタイルで活かせる
チャート分析というとギャンブルの道具のように思う者も多いのではないだろうか?
しかし、それは違う。チャート分析は短期トレードはもちろん長期投資や配当金投資など全ての投資スタイルにおいて必要なのじゃ。
是非スーパーマーケットの売れ残りセールを思い出していただきたい。
売れ残った魚や肉などを割引して販売するアレである。
生鮮食品をより安く買うために把握しておかなければならないのは以下のような情報じゃろう。
①どれくらいその生鮮食品が残っているのか。
②そのお店がいつも何時頃に割引シールを貼るのか。
③ライバルのお客さんが何人ぐらいいるのか。
これらを把握することで、割引シールが貼られた瞬間を狙って他のお客さんにとられることなく、安く生鮮食品を買うことができるのである。
しかし、株の取引ではスーパーマーケットのように他のお客さんの動きや、店の動き、過去の割引率など、そういったものを視覚的に把握することは不可能である。
そこで見るのがチャートなのである。
しばしば株取引では「普通の買い物と同じように、安く価値のあるものを買うというのがセオリーだ。」と言われる。
つまりはファンダメンタルズ分析で企業の価値を計り、現在の株価が本来の価値よりも安ければ買うということである。
しかし一方で、普通の買い物と同じように安くなったところ(セール中のもの)を買うという考え方は一向に浸透していないように思うのじゃ。
チャート分析というとパソコンの画面を複数台並べて、数分単位でトレードをしていくものを想像しがちである。
しかし、チャート分析は株の売買において、スーパーマーケットで他のお客さんの動きや店のクセを把握するのと同じことをしているだけなのじゃ。
スーパーマーケットで生鮮食品が値引きされるのは、需要に対して供給が上回ったからである。もちろんこれは株でも同じことが言え、同じものを買うなら当然安いときに買うのが吉でござる。
つまり、投資手法や投資期間に関わらず、より安いと思われるタイミングで株を購入するためにチャート分析は必要なのである。
まとめ
・チャート分析は未来を予測するために行うのではなく、より有利なタイミングで株を売買するために行う。
・チャート分析に嫌悪感がある者は、スーパーマーケットで買い物をしている時のことを思い出すと良い。やっていることは同じである。
・より安いタイミングで買った方が有利であることは間違いなく、チャート分析はどんな投資方法においても有効である。
以上!!
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【損失と値を戻すのに必要な上昇幅】
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失うのは簡単だが、値を戻すのは非常に難しい。
今年は本日で終わりじゃが、来年に向けて改めて自らを戒めましょう。
本日も謝謝!!